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オリジナル商品の誕生秘話をご紹介します。~リフティングテーブル BREATH~


私は2017年まで家具のプライベートブランドに企画時点から関わり、商談、サンプル製作、撮影、ページ製作までを担当していました。時には製作現場である海外の工場まで出向くことも。


LCCのおかげで、家具のサンプルを当社に送るよりも、ニンゲンが移動した方が安いんですよね。もちろん、現地で担当者と対面でコミュニケーションすることがいちばんの目的です!

2016年の夏、私は一人で台湾行きの飛行機に乗り込みました。愛媛から一旦関西国際空港に飛び、そこから台湾へ向かいます。PEACH航空にはいつもお世話になっています。桃園国際空港に着くと、お次は台湾の新幹線に乗って台中へ。

台湾製の家具工場は製作のレベルが高く、複雑な構造のものを作ることができます。また、木とスチールの部材の組み合わせを得意とする工場が多いです。

台湾ではアテンドしてくれる取引先の方と合流して、一日に2、3社の工場を巡ります。工場ごとに得意とする工法や持っている設備が違うため、作る商品によって発注する工場を分けているのです。

私は中国語が喋れないので、通訳をしてもらいながらこちらの意図や要望を工場に伝えます。事前にメールやスカイプなどで試作品を依頼しており、できたサンプルを前にして打ち合わせし、修正を加えます。


数字や図で伝えていても、実際に目で見て確認すると「何かが微妙に違う!」となることは多いものです。他にも製作ロットの交渉や納期など、具体的な内容を詰めていきます。

商品は私たちがゼロからアイデアを考える他、工場側からアイデアを出してくれたものにアレンジを加える場合もあります。今回の商談中に、とある工場でよい提案を受けました。

最初に商品サンプルを見たときに「私、これ、欲しい!」と思えるくらい、第一印象がとてもよかったテーブルがありました。結構、こういう直感って大事なんですよ!

詳しく話を聞いていくと、素材や構造にこだわっておりストーリー性が感じられるアイテムでした。ページ製作を行うのも私の業務なので、素敵な商品ページがぼんやりと頭を巡ったのを覚えています。今回の台湾出張の中で、いちばんワクワクする瞬間でした。

このアイテムを元に、細かい部分まで企画を練ってブラッシュアップさせてできたのが、こちらの昇降テーブル「ブレス BREATH」。撮影もページ製作も、こだわりと伝えたいことを詰め込みました!

昇降テーブル ブレス

「BREATH」とは「呼吸」という意味。商品の紹介文で頭を悩ませているときにふっと思い浮かんだワードです。「呼吸」している天然木の素材感を楽しむため、無垢材に自然塗料・蜜蝋ワックス仕上げを施した天板が特徴です。

天板の上は、物を置いたり、水分をこぼしてしまったりしやすい場所。天然木の呼吸を止めないためにあえて天板に塗装を施さない選択は、汚れや傷、輪ジミなどがつきやすいデメリットが生まれます。

ただ、そういう短所も含めて、天然木と暮らして豊かな生活を手に入れて欲しいなという願いを込めました。


木は経年変化でさらに味わい深い風合いが生まれます。テーブルを使い込んでいくうちに愛着が湧いてくることでしょう。一緒に年月を経て、刻まれた傷や染みまで愛おしくなってしまう、そんな家具を目指しました。

ちなみに、「ブレス」は我が家のダイニングでも愛用中です!自分が思い入れを持って企画した家具を愛用できるなんて、とっても幸せです!


 

実はこの商品、コンテナ積載量の関係で、発売が延期になりそうだったんです。そこを私の想いだけでなんとかゴリ押しして、2017年1月に発売することができました。

おかげさまで、予約販売の段階から売れ行きは絶好調!


何度も楽天市場の家具部門デイリーランキング1位に輝き、1ヶ月ちょっとで完売してしまいました!予想以上の販売ペースだったので、再入荷が間に合わず長期欠品してしまうほど。商材担当として、これほど嬉しいことはありません。

私たちの仕事は、企画のから販売まで関わることができます。さらにレビューやお問い合わせからお客様の喜びの声を知れて、やりがいにつながります。

これからも、リフティングテーブル「ブレス」のような商品をひとつでも多く作り、お客様に届けていきたいです。

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株式会社日昇の日常を綴る企業ブログ。インテリア照明や家具のこと。会社のことや働く人のこと。新規事業や採用活動について。日昇の所在地である愛媛県伊予市についてなど。ときには面白いネタも、ざっくばらんにお話しします。

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