通販事業の裏側を公開!当社の取扱商品の大部分が出荷される「物流倉庫」
今回は、当社の物流倉庫についてお伝えします。 私たちの事務所は愛媛県伊予市にあります。そこから車で約15分の伊予郡松前町にEC事業の物流倉庫を構えています。ここを拠点として、全国へ(ときには海外のお客様にも)インテリア商材を発送中。
物流量が増えるたびに何度も移転を繰り返し、現在の物流拠点は2014年から稼働しています。
作業スペース332平方メートル、保管スペース1395平方メートルの広さです。数字だけだとイメージ湧きづらいですよね。
めちゃくちゃざっくりにはなりますが、小学校によくある25mプールが約5個分と言うと伝わりやすいでしょうか?この床面積の上に棚を作って、商品を上にもどんどん積み上げています。
ときどき、社外の方や学生さんを見学でお連れする機会があります。みなさん、当社の在庫量を見てびっくりされるんですよ。
マスキングテープのような小さな雑貨から大型のソファや収納家具まで、何千とある商品をバーコードで一元管理しているため、この物量を実現できるのです。
初めて当社の物流倉庫を見たお客様からよく聞かれる質問があります。
「あんなに上の方まで段ボールが積まれている!」
「上の商品はどうやって降ろすのですか?」
お答えします。手が届かない場所に置いてある商品は、フォークリフトで降ろします!段ボールが載っている青い土台を「パレット」というのですが、パレットの空洞部分に上手にツメを差し込んで、バランスよく運搬します。
残念ながらフォークリフトの運転には免許が必要なのです。当社でも限られた社員しか扱えません。(ちょっと運転してみたいのに残念です)
そのかわり、免許を持たないパート社員の業務負担を減らすため、資格のいらない電動のローリフトを導入しています。画像のオレンジの機械です。フォークリフトと同様にツメを差し込むと、力を入れずにパレットが持ち上がるんですよ。
物流倉庫では、計算された作業動線で、効率的に業務が進んでいきます。売れ筋の商品は作業場の近くに配置。在庫の多い商品は上方に置いておいて、必要なときにリフトで降ろしてその都度移動。そして、一人あたり・1日あたりの出荷数を管理し、生産性向上に努めています。
出荷作業はまず、「ピッキング」という出荷商品を棚から集めてくる作業から始まります。
指示書に基づいて広い倉庫を歩き回るので、単純作業ながら体力が必要です。慣れるまでは足が棒のようになるのだとか。夏場は暑く冬場は寒い物流倉庫で作業するスタッフには頭が下がります。
ピッキングが終わると、次は作業台で丁寧に梱包し、送り状を貼り付ける作業を行います。対象商品にはラッピングやのし対応をする場合も。10台ある作業台はいつも整理整頓が行き届いていて気持ちいいです。
発送できる状態になった荷物は、右側のコンベアに乗せて移動させます。ローラーがコロコロ回っているので、荷物が流れていくんです。
コンベアの下流には物流業者が待機していて、流れ着いた荷物を受け取って仕分けしてくれます。そして当日のうちに商品は全国へ旅立っていくんです!
当日14時までに注文していただければ、関西圏はもちろん関東圏にも翌日中にお届けできます。迅速な発送は日昇の強みなんですよ!
当社の出荷件数は年間なんと20万件以上!(2017期実績) 20万件と言うと、あまりピンとこないと思いますが、 月平均で1万6000件以上 1日平均で約700件(稼働日288日) 出荷しているという計算です。これを5名の正社員と9名のパート社員でシフトを組みながら回しています。 当社はインテリア商材を取り扱っているため、繁忙期は12月と3月。12月はクリスマス需要のため、雑貨関連の売上が伸びます。
3月は新生活需要のため、照明・家具の売上が伸びるんです。出荷が多いということは、当然入荷も多くなりますから、物流スタッフは多忙を極めます。 2017年の12月には月間の出荷件数が2万5千件と、過去最高を記録しました!それでも人員補充することなく出荷業務を進められた、当社の物流担当チームは素晴らしいと思います!次の新記録を目指して社員一丸となってレベルアップしていきましょう!
私が入社した頃は、物流体制が整うより早く会社が成長していました。倉庫に商品が入らなくなってしまい、毎年のように大きな倉庫へ移転していました。
移転の際、ものすごい物量を迅速かつ的確に移動させるので、物流担当者の正確さと段取り力に驚いた覚えがあります。 出荷作業が間に合わなければ、私たち事務所のスタッフがヘルプに向かうこともありました。私も慣れない作業で怒られながら必死に倉庫の中を駆け回り、商品をピッキングした経験があります。その頃と比べると、ずいぶん体制が整いました。 たくさんのピンチや課題を乗り越えてきた経験が、現在の日昇の物流体制を作っているんだと思います。
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