入社半年を振り返る新入社員研修を実施 ~社外研修に潜入してきました~
日昇ではじめて新卒の新入社員を迎えてから、はや半年経ちました。長かったような、あっという間だったような。3名の新入社員本人たちにとっても、印象的な半年間だったと思います。
今回は、入社半年後のフォローアップ研修として丸1日、他社の新入社員と共に社会人基礎力について学んできました。教育担当である私もちょこっと現場を覗いてきたので、研修の様子をご報告します。
入社半年を振り返る新入社員研修の内容
今回の研修は「株式会社スイッチカンパニー」主催。愛媛の中小企業5社から、日昇の3名を含む20名が参加しました。
普段は私服で業務に当たる私たちですが、今回はスーツで受講します。いつもと違う雰囲気で、新入社員のみんなはとても緊張しているように見えました。
新入社員の3名は、入社2日目にこの研修に参加していました。ちょうど半年後に2回目の研修を受講します。
今回の研修は、入社後すぐに学んだビジネスマナーの復習から始まります。挨拶や敬語などのコミュニケーションは問題ないか?実践で学んだ今だからこそ、研修で学ぶ内容がスッと頭に入ってくるのではないでしょうか。研修生の多くが、講師の方の話をうなずきながら聞いているのが印象的でした。
みなさん、この半年間でいろいろな失敗や成功から身をもって学んできた経験があるんでしょうね。半年経ってからの振り返りの重要性を感じました。
午後からは、組織人として必要な「考え方」について学びました。
弊社の新入社員は、4月の頃の自分と比べて「積極性」「主体性」が身についたと発表していました。それを受けて、講師の方は「企業が学生に求める力のTOP3に入るのが『主体性』なんですよ。」と、話されていました。
「主体性」を自ら発揮するには自信が必要です。経験の少ない新入社員が自信を持って行動を起こすのは、たしかに勇気がいるでしょう。
小さな日々の業務でも一つひとつ成果を上げることで周りから信頼を得られますよね。信頼される経験があれば、自信がつきます。自信を持って行動できるようになって積極性・主体性を手に入れられたのではないかと思います。大変よいサイクルですね。この調子でどんどん成長してほしいです!
印象に残った新入社員研修の内容
『主体性』については、研修を見学する中で、もうひとつ印象に残ったエピソードがあります。
グループワークの中に問題が起きた際の対応について、若手社員の行動を考えるお題がありました。
会社の損失につながるかもしれないトラブルが起きても、例題に登場する若手社員は受け身で、自分で考えて動けません。
各グループの発表では
「ホウレンソウができていない」
「上司から聞かれる前に、自分から報告すべき」
「事前にメールで連絡しておくべき」
など、行動の改善について活発な意見が出てきていました。
ひと通りの発表を聞いた後で講師の方がひとこと。
「いろいろ改善点を挙げてくれたけど、それってテクニックですよね。まずは心掛けの問題を考えてみませんか?新入社員であるみなさんは、会社の出来事を自分ごととして受け止められていますか?」
会社の一大事が、他人事になっていませんか?
会社と一緒に、冷や汗をかけていますか?
これ、非常に大事だなと思いました。
・自分のスマホが壊れた
・自分の指を怪我した
・自分の財布をなくした
など、自分の問題なら誰に言われなくてもトラブルを解決しようと動きます。
どう解決すればよいか分からなければ人に聞いたり、自分で調べたり。みなさん、当然のことながら、自分で考え、工夫しますよね。
でも、これが会社のトラブルであったら?
・商品の入荷遅延が発生した
・お客様から商品の不良連絡があった
・取引先から商談日時の変更依頼が来た
自分に起きたトラブルと同様にしっかり考え、動けますか?主体的に行動できる人とそうでない人では、こういう部分で差が出てきます。自分が企業の一員である自覚を持てると活躍の近道になることでしょう!
私自身も研修を聞きながら背筋が伸びました。新入社員のみなさんが「ドキッ!」として日々の行いを顧みてくれていると嬉しいです。
今回の研修では、他企業の新入社員が多く参加していました。
同じ境遇の他社の新入社員と触れ合って自分の成長について考える、よい機会になったのではないでしょうか。いつもと違う環境で、他社の新入社員の間で揉まれるのって、きっとよい刺激になるはずです。
今回の経験を、ぜひ社内で活用してほしいです。新入社員の今後の活躍を応援しています!
研修後の振り返り
ちなみに研修あるあるとして、「研修よかった、勉強になった!」だけで終わってしまうケースはあるあるですよね。日昇では、きちんと研修で学んだことを活かす取り組みを行っています。
日昇の社員が研修に参加した場合、学んだ内容(インプット)の共有と、実際の実行計画(アウトプット)を報告するんです。
実際のフォームは下記のとおりです。
社内の共有スケジュールと連動させることで、きちんとアウトプットまで後追いします。せっかく学んだ内容なので、日々の業務に還元できるよう、研修後もしっかり取り組んでほしいです。
以上、入社半年を振り返る新入社員研修のレポートでした。
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