「自分」と「相手」を理解する。エニアグラム研修の様子をご紹介
日昇に新入社員が入社して、約2か月がたちました!
今年入社した3人は、約一か月半の研修期間を終え、それぞれ新たな部署へと配属されました。振り返ってみると実にたくさんの研修を受け、学んできました。
そこで今回は、新入社員研修の経験の中から、新入社員フクシマが特に印象に残った「エニアグラム研修」についてご紹介します!
エニアグラムとは
エニアグラムとは、ギリシャ語で「9の図」という意味の幾何学図形であり、この図形をシンボルとして発展した性格タイプ論です。
人間を9つの基本的な性格に分類し、それぞれの性格の働きを習慣的思考・感情・行動パターンについて、具体的に明らかにします。
現在、もっとも効果的な自己成長のシステムのひとつとして、ビジネス・コーチング・カウンセリング・教育などのさまざまな分野に取り入れられています。
研修の様子
それでは実際に行った研修の様子をリポートしていきます!
まずは、それぞれのエニアグラム性格診断。今回は、WEB上の無料診断サービスを使いました。
診断方法はいたって簡単。全90問の項目の中で、自分に当てはまるものにチェックをつけていくだけ。項目の内容はこんな感じです。
回答する上で需要なのは、「自分が20歳以下だった時にどうだったのか」。その理由は、20歳以下の時の感覚がその人の本質であり、「こうありたい」「あらねばならない」ではなく、直感で考える必要があるからだそう。
私は、小学生ぐらいのときの自分がどんな行動をしていたか思い出していました。なかなか過去の自分の思考を想像しながら答えるのは難しいものです。
全90問、「あてはまるような...、あてはまらないような...」と悩みながらできるだけ直観的に進めていきました。
だいたい3分ぐらいで回答は終わり、全員の結果を見せ合います。新入社員3人の結果はこうなりました!
タイプ6「堅実家」
真面目、誠実であることを大切にし、周りと仲良くしたいという気持ちを人一倍強く持っているタイプ。
何事に対しても忠実で誠実であり、責任感が強く、互いに支えあうシステムややり方で、協力的に、一所懸命に働く。
しかし、誤ったことをしてしまうのではないかという不安の感情を持ち、不安の感情に対処するために自分の外側にあるものに頼ろうとする。
タイプ4「芸術家」
ユニークで創造的で、独創的で、何よりも感動を大切にするタイプ。
芸術的で、行動的でもあり、平凡であること、人と同じであることを嫌う傾向がある。感受性が鋭く、人の気持ちに対してとても敏感。
一方で、自分は他人から理解されていないという不満をもっており、他人を嫉妬し、羨望する傾向もある。
タイプ7「楽天家」
人生を楽しく、明るく過ごしたいタイプ。
熱中した陶酔感を大切にする。色々のことをやり、人生には多様性があって欲しいと望む。
また、自分を縛り付けることが嫌いで、人生を楽しみたく、楽しい人生を他人と共有したいと思っている。その反面、やや落ち着きに欠けるところがある。
見事に3人が違う結果になりました!
細かくそれぞれの特徴を見ていくと、納得できる点が多々あり、「めちゃくちゃ当たってる!」と驚きました。
しかし、星座占いのように「当たった、当たってない」と楽しむだけでは、意味がありません。エニアグラム診断が自己成長に効果的だといわれているのには理由があります!
なぜ、エニアグラムは自己成長に効果的なのか?
「自分を理解する」ことができる!
「自分自身を知る」ことは、すべての基本です。自分のことをよく理解していなければ、「これからどのように生きていけばいいか」、「人とどう関わっていけばいいか」分かりません。
自分の性格タイプを知ることで、客観的で具体的な自己理解が可能になり、適性や可能性をどう伸ばすべきかが見えてきます。また、自分を制限しているパターンや落とし穴などの課題とその乗り越え方がわかるようになるのです。
「人を理解する」ことができる!
人間関係では「なぜ相手が特定の行動をとるのか」、「なぜ関係がこじれるのか」が理解できずに苦しむことがあります。エニアグラムは、各タイプについて「あたかもその人の心の内側をのぞいている」かのように具体的に説明しています。
世の中にはいろいろな人がいて、その数だけ価値観・動機があることを具体的に理解することができるようになるのです。相手の行動の理由がわかることで、前向きに関わることや、解決方法を考えることができるようになります。
つまり、この研修で重要なことは、会社の一員として活躍していくために、「自己理解をし、今後の適正や課題を見つける」。そして、「これから一緒に頑張っていく同期の内面を理解すること」なのです。
私の場合は、マイナス面として「自分に自信が持てず、不安に駆られ、用心深く構える」という診断が出ていました。改めて考えてみると、思い当たる節が多々あると気づかされます。無意識のうちに自分のマイナス面が行動に出てしまっているということですね。
ここから考えた私の改善点は、「自分の行動に自信を持つ」、「失敗を恐れず、人に聞く前にまず行動してみる」こと。これが私の今の目標です。
意外と人は自分のことを一番知らなかったりします。私も今回初めて深く自分のことについて考えました。
しかし、自分を知ることはとても重要です。自己理解がすすめば自己成長へと繋がり、それが、自分や身近な人に対する愛や寛容に変わっていきます。
ぜひ、みなさんもエニアグラムで「自分とは、いったい何か?」、「自分の中のどこが傷つき、何ゆえに悩むのか?」考えてみてはいかがでしょうか?
参考サイト
番外編
エニアグラム以外にも楽しく自分や周りの人の内面を理解することができるツールがあるのでご紹介します!
それが、「wevox values card」!
wevox values cardとは、個人の価値観を引き出すことができるカードゲームです。チームメンバーと価値観を共有し合うことにより、メンバー同士の相互理解を深めることができます。
これも実際に新入社員でやってみました。
ルールは簡単。数あるカードの中から、「自分の価値観にあったカードを選別していく」だけです。ただし、持てるカードの上限は5枚。本当に自分が大切にしていることだけ選びます。
新卒3人が選んだ価値観はこんな感じ。
みんなバラバラです。しかし、よく見てみると、健康や寛容、誠実を選んだ「堅実家」。深化や刺激、情熱を選んだ「芸術家」。そして、爆発力や挑戦、ポジティブを選んだ「楽天家」。と、なんとなくエニアグラムの診断結果と一致していました!
ゲームをやっている最中も、エニアグラムでそれぞれの内面が分かっているため、他の人が何を取るのか分かってきて盛り上がりました!
ちなみに、こちらは全員がスルーしたカードたち。
仕事、謙虚、感謝...捨ててしまいました!笑
このカードのいいところは、楽しく他者理解ができるところです。相手が何を選んでいくのか想像することで、自然と理解が深まっていきます。
ぜひ、家族や友人、会社の同僚とやってみてください!盛り上がること間違いなしです!
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